Raspbianは、イメージファイルなら、SDカードを差し込んで電源を入れるとすぐ立ち上がる。NOOBSからだと、インストールが終ってRaspbianが使えるようになるが、どちらも英語表記のままなので、日本語表記に変更しなくてはならない。
また、ネットからのダウンロードが必要になる場合もあるので、有線LANがあればいいが、無い場合は早めにWiFiの設定をしてネットに接続しておく。
日本語表記の設定のしかたは、NOOBSからRaspbianを立ち上げる場合と、イメージファイルをSDカードに書き込む場合とで若干作業が異なる。
ここではイメージファイルが書き込まれている状態からのやりかたを説明する。
以下の作業は、日経Linux 2017年9月号特別付録 「ラズパイマガジン ビギナーズ」を参考にした。
言語、国、地域の設定
立ち上がったRaspbianはメニューも全て英語表記である。
メニューのPreferencesからRaspberry Pai Configurationを選択、LocalisationタブにてLocate、Timezoneを設定する。
LocateではLanguageをja(Japanese)にする。(CountryがJP(Japan)になる)
Timezoneは、AreaをAsiaにし、LocationをTokyoにする。
ついでにKeyboardの設定も行なう。CountryをJapanとし、Variantは、よく分からないのでJapaneseを選択した。
WiFiの設定がこの後必要なので、WiFi CountryもJAPANに設定する。
設定が終ったらOKをクリックするとREBOOTするかどうかを尋ねられるので、ここでREBOOTをする。
立ち上がったRaspbianは、メニューが日本語になっている。右上の時刻もちゃんと合っている。
文字化け解消・WiFi設定
しかし、右上にあるCPUの稼働率を示すメーターの%表示が文字化けしてしまった。これはあとでフォントをインストールすることで解決するが、そのためにも、ダウンロードできるようにWiFiを設定しよう。
右上にあるWiFiアイコンを左クリックすると使えるWiFiの一覧が出るので、選択して自宅にあるルーターなどのキーNoを入力すればすぐにつながる。この辺はスマホと同じで簡単。これでネットからのダウンロードが可能になり、ブラウザも日本語表示で見られるようになった。(日本語入力はまだできないが)
フォントのダウンロード
ここで右上のCPU稼働率メーターの数字を正常にするために、フォントをインストールする。
やりかたは2通りで、コマンドでインストールする方法と、メニューからインストールする方法がある。
1)メニューからインストール
メニュー → 設定 → Add/Remove Software
ここで必要なソフトを選択してダウンロードするようだが、フォントはあまりに多くあるので検索を利用、fonts-vlgothicを探す。
見つかったらチェックをつけてApplyをクリック、パスワードを聞かれるので初期のパスワードraspberryを入力する。
2)コマンドでインストール
左上のLX Terminalをクリック、ターミナルウインドウが開くので、ここで次のコマンドを入力する
sudo apt-get install fonts-vlgothic
コメントがパラパラ出て作業終了。
この2つのやりかたは結局同じことで、2)のコマンドでインストールしたあとに1)のようにfonts-vlgothicを探すと、箱が開いていて、インストールされていることが分かる。
ここでShutdownメニューからREBOOTする。立ち上がると右上のCPU稼働率表示が正常になっている。
なぜこのフォントをインストールすると表示が正常になるかは不明。「日本語表示」で検索すると、いろいろな人がブログを書いていて、フォントのインストールが必要ということらしく、その中にあったフォントがfonts-vlgothicで、試したらOKだったというだけ。
sudo apt-get update (パッケージのリストをサーバーから入手する)
sudo apt-get upgrade (システムにインストールされているパッケージをアップデートする)
この後は日本語入力ができるように設定する。
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