2019年3月4日月曜日

Raspberry PiにVisual Studio Codeをインストールできない

Raspberry PiになかなかVisual Studio Codeがインストールできずに苦労したので、その覚書。

かのからあげ先生もお勧めの、はやりのエディタVisual Studio Codeが、Raspberry Piにもインストールできるようなので、遅ればせながらやってみた。

ちなみに使用環境は
Raspberry Pi 3 Model B V1.2
以下のコマンドでdebianのバージョンを表示させると、9.8だった。
cat /etc/debian_version
「これでprintデバッグから卒業!VS CodeでPythonデバッグ入門」
https://karaage.hatenadiary.jp/entry/2019/02/20/073000

ネットで探すと簡単にインストールできるらしい。

「Raspberry PiにVisual Studio Codeをインストール」

https://qiita.com/iton/items/1cd7440442f7420e6b99

LXTerminalから2行入力するだけでOKなら、簡単!
元ネタは
https://code.headmelted.com/#linux-install-scripts

早速実施
そこに書かれているように、sudo -sを入力してスーパーユーザーセッションに入り、
. <( wget -O - https://code.headmelted.com/installers/apt.sh )
と入力するのみ。
早速やってみると・・・
いろいろ出るが、どうもだめみたい。
インストールはできない
特に赤線に注目すると、「公開鍵を利用できない」とか、「以下のパッケージは認証されていません!」という警告がでて、最終的に「Visual Studio Code install failed.」で終わってしまっている。

元ネタのページを見ると公開鍵について、
For either APT or YUM installation, you'll want the public GPG key to verify the package, which you can download here.
のように書かれた部分があり、hereをクリックするとなにやら鍵のようなものがダウンロードされる。
でもこれってどう使うのかがわからない。Linuxに疎いのでここで止まってしまった。

公開鍵については、sshの関連で記事がいっぱいあるが、パッケージ認証に関してはあまり見えない。
見つけたそれらしいサイト

「aptの信頼されていないパッケージ(GPGエラー)は公開鍵の更新で解決する」

 http://elsur.xyz/ubuntu-apt-update-expired-key

これに従って端末にインストールされている鍵を表示させてみた。

2012とあるので、現在の2019年からすると、すべて期限切れ?。最新版に更新する必要があるのか、それとも他の鍵を追加する必要があるのか。

公式フォーラムに方法が
ここで悩んでいたら別のインストール方法を見つけた。

「VSCodeをラズベリーパイで使う方法」

http://zeroxsixf.wp.xdomain.jp/2018/07/21/vscode%E3%82%92%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%91%E3%82%A4%E3%81%A7%E4%BD%BF%E3%81%86%E6%96%B9%E6%B3%95/

これは本文にもある通り「ラズベリーパイ公式フォーラムに投稿されていたものを実際にやってみた結果」ということで、オリジナルは
である。

これによると、まずはGPGキーのインストールとあり、最初に引っかかったGPGエラーを解決するかもしれない。
この手順に従い、まずはGPGキーをインストールする。
sudo wget -qO - https://packagecloud.io/headmelted/codebuilds/gpgkey | sudo apt-key add -;

順調に終了したら、sudo apt-key listコマンドによってキーリストを表示させてみる。
なにやらキーが追加されているようだ。

更にソースリポジトリの追加を行う。nanoエディタによってテキストファイルに1行を追加、保存する。追加したあとのファイルは以下のようになっている。

このあとはVSCodeを手順に従ってインストールするのみ。
まずは
sudo apt-get update
これが終了したらインストール。
sudo apt-get install code-oss
今度は変なエラーのような文章も出ず、すんなりインストールされたような印象。

ここまで特にREBOOTもしていない。
このままメインメニューのプログラムを開くとちゃんとCode-OSSがある。
恐る恐るクリックすると、無事VSCodeが立ち上がった。
立ち上がりに少々時間がかかるものの、pythonのプログラムとか、aruduinoのスケッチを表示させると、なかなかきれい。

多分あまり変なことをしていないと、うまくインストールされるかもしれないが、さんざん変なことをした後だと、この手順でもインストールはできなかった。
一見インストールできたようでも、メニューにはCode-oss(headmelted)などと書かれていて、立ち上げてもウィンドウのみでさっぱり動作しない。(この表示でも動作する例があるようだ)

メニューに表示された「Code-oss(headmelted)」
立ち上げてもこれしか出ない

OSの再インストールもやりたくなかったので、この方法でいいのか分からないが、/etc/apt/sources.list.dホルダにあるheadmelted_vscode.listを消し、/etc/apt/trusted.gpg.dホルダ内のheadmelted_vscode.gpgも同じように削除して、Code-ossを、メニュー→設定→Add/Remove Softwareを使って削除。
その後上記手順の、GPGキーのインストールからやり直すとOKとなった。(この辺は管理者権限でないと削除できないので、LXTerminalで操作。)

このあといろいろと設定をしなくてはならないが、使用感も含めて後日。

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