組み立てたのは中2の娘。はんだ付けは学校でやったと言っている。
時刻表示(8秒間) |
温度表示(2秒間) |
部品面 |
USB接続用の専用電源ケーブル付属 プラグはレベルメーター用 |
付属の説明書(裏表) |
説明書は両面に書かれた紙1枚であるが、まあ丁寧な方だろう。
部品表(リスト)にしたがって内容物を確認する。抵抗がいっぱいあるが、1kΩと10kΩの2種類だけなので、わざわざテスターで当たるほどでもない。(一応確認はしたが)
cds、温度センサは説明書に写真があるのでいいが、そのほかのブザーや水銀スイッチ、クリスタルなど、娘にはどれがどれなのか分からないようだった。まあ取り付けは写真を見ながらできるのでいいか。
部品が揃っていることを確認したが、抵抗、コンデンサー、トランジスタ、ねじ共に余分に入っていた。(説明書にもその旨書かれている)
次は取り付け手順にしたがって部品をはんだ付けしていく。傍で見ていると作業はやや心もとないところもあるが、ある程度つけたところで、きちんとついているか、隣とショートしていないかなど、確認をしつつ進める。ミニUSBコネクタの取り付けが、端子の間隔が狭く、ショートの危険性があるので、要注意。それ以外は問題なく作業は進んだ。
LED以外の部品が全部付いたところで、最終目視確認。というのもLEDがついてしまうと、パターン面が見られなくなり、手直しもできなくなるから。最終的に動作不良となっても、構造上手直しができないので、1発勝負のところがある。
幸い今回は無事動作した。
説明書にもあるが、LEDをつけるに当たって、右側の1個がcdsのはんだ部分に当たってしまった。これはどうしようもないので、LEDを少しやすりで削って面が揃うようにした。また右側の1個は隣と隙間ができてしまうのも、説明書にあるとおり。
LEDの面を揃えるため、cdsはんだ部分に当たるところを削った。 |
右側の1個だけ隣と隙間ができる。 |
出来上がったら電源を入れ、動作に問題がないことを確認してケースを組み立てる。
ケースの組たてについては特に説明もないが、迷うようなこともない。ただ、加工精度が高いのか、ナットが簡単には入らない。きちんと向きを合わせて差し込まないと溝に入っていかないので、そこは注意。
このキットに限ったことではないが、ICをソケットに差し込むときは、やったことがないとうまく入らない。一般的にDIPタイプの足は外側に広がっているので、ソケットに合わせて内側に曲げてやらないと、ちゃんと挿入できない。へたをすると一部の足を曲げてしまったりする。ここは手伝ってICを差し込んだ。
水銀スイッチによって、本体を縦にするとレベルメーターになるようだが、あまり使い勝手は良くないかも。温度計もついているとはいえ、実用性を考えるとやや疑問。
温度計は目安程度となっているが、手持ちの市販デジタル温度計でA製品20.1℃、B製品19.8℃、棒状温度計で約20.0℃のとき、18.9℃と1度ほど低かった。
時刻の精度は、3日で10秒ほど進んだので、月差でいうと100秒ほどか。通常の国産デジタル時計が±20秒とか±30秒というレベルからすると誤差は大。説明書にもあるが、調整箇所はない。
実用性からすると今一つのところもあるが、この値段でケースもついた時計が作れるというのはリーズナブルではないだろうか。