2018年1月19日金曜日

ラズベリーパイ奮闘中(4)Arduino IDEインストール

Arduino IDEをインストールする
Raspberry Paiを買った理由の一つが、これでArduinoのスケッチを作りたいということだった。ラズパイが一通り使えるようになったので、早速Arduinoをインストールしてみる。

ブラウザからArduinoのホームページに行って
SOFTWARE → ARDUINO1.8.5の中にあるLinux ARM → JUST DOWNLOADをクリックしてダウンロードを行なう。

Linux ARMをクリック

2020.05.06追記 久しぶりにインストールしようとしたら、Linux ARMではなく、
Linux ARM 32 bits とLinux ARM 64 bitsの2つがある。Raspberry Pi 3BのCPUが64bitな
ので64bitを選びたくなるが、Raspbianが32bitだそうなのでLinux ARM 32 bitsを選択してダウンロードする。






ダウンロードホルダーを開いて、ダウンロードした圧縮ファイルを右クリックして「指定先にファイルを展開」を選択、適当なところ(わかりやすいディレクトリー)を指定して展開させる。

展開先を指定

展開したら、その中にあるinstall.shをダブルクリックし、「端末で実行する」をクリック、これでデスクトップにアイコンができてArduinoが使えるようになる。
install.shをダブルクリック

「端末で実行する」によりインストールされる
ブログによってはターミナルからコマンドでインストールする方法も紹介されているが、この方法が一番簡単なようだ。

Arduinoをつなぐ
ツールから接続したボードを確認することはもちろんだが、最初はツールからシリアルポートを選択して(WindowsのCOMではないので戸惑うが)チェックを入れることも必要。これをしておかないと、ボードに書き込みができずにエラーとなる。
その後は自動的にポートが選択されるようだ。
Raspberry Pai3 ModelBではACアダプタの容量が問題になり、速度低下や誤動作の原因になるようなことが書かれているので、Arduino UNO+シールドの電源をラズパイのUSBから供給することはちょっと心配だが、今の所問題なく動作中。いずれは電源付きのUSB分配器経由か、ArduinoにACアダプタをつけて動かそうかと思っている。
 
エディタのフォントを変えて見やすくする。
スケッチ作成では、標準フォント以外の、いろいろなフォントを試してみるのもおもしろいが、日本語の表示がうまくいくかどうかは要注意。
フォントによっては日本語の表示ができなかったり、日本語の表示とカーソルが一致しなかったり(倍角の日本語に対し、カーソルは半角で移動したこともある)するので、その場合はフォントを変更すれば直る。

フォントの変更は、ファイル → 環境設定 → 設定タブの下方にある、
「以下のファイルを直接編集すれば、より多くの設定を行うことができます。」の下のファイル(preferences.txt)を開き、
editor.font=Monospaced,plain,14
下線のフォント名を変えることで可能。使えるフォントはシステムに入っているものだけだが、システムメニューから、設定 → Add/Remove Software からフォントを見るとわかる。ほかのブログ等も参考にしながら、必要なら新しいフォントをインストールして使うこともできる。

インライン入力を有効にする
今回スケッチの作成で、日本語入力時インライン入力ができなくて困ったが、(外のウインドウに、入力したひらがなが表示され、確定で本文に反映される。)ネットで探していると、「インライン入力を有効にする」という記事があり、Arduino IDEではなかったが、Fcitxの設定だったのでやってみたところ、みごと解決した。
http://itlx.ldblog.jp/archives/52022575.html
(他の問題もそうだが、ネット上の情報には随分と助けられた。感謝。)

その手順は、
メニューの、設定 → Fcitx設定 → 入力メソッドの設定 → アドオンタブを開き、
左下の拡張にチェックを入れ、「Fcitx XIM Frontend  Provides XIM Support」 を探して左クリックするとウィンドウが立ち上がるので、その中にある「XIMでOn the spot スタイルを使う」にチェックを入れる。

チェックを入れてOKしたらシステムの再立ち上げ

OKして再立ち上げをするとインライン入力ができるようになる。

外部エディタを使う
IDEの、ファイル → 環境設定では、外部エディタを使用することができるようで、スケッチをより効率的に作成したい場合にはいいかもしれない。Linuxでは、カスタマイズが自由なエディタがいろいろとあるようで、メモや一般的文書ではなく、プログラムを書くために特化した機能が魅力的ではあるが、今の所カスタマイズまで理解が追いつかず、今後の課題。
ただ、Arduino IDEもよくできているので、大きな不満はない。

ラズベリーパイ奮闘中(3)日本語入力


日本語入力Mozcのインストール
Device PLUS「IT女子のラズベリーパイ入門奮闘記」第63回には日本語入力の方法が取り上げられている。これは、fcitx-mozcをインストールするものだが、日経Linux 2017年9月号特別付録「ラズパイマガジン ビギナーズ」には、似たようなものでibus-mozcをインストールする方法が載っている。
まずはfcitx-mozcのインストールを説明する。

Terminalからコマンド(sudo apt-get install fcitx-mozc)を打ち込む。

ちょっと時間がかかるが、うまくインストールできたようなら、終了後REBOOTすると、右上にキーボードマークのアイコンが出現、左クリックで日本語入力モードになる。
キーボードマークができた

日本語入力中 キーボードマークが変わっている

これはコマンド入力で実行したが、メニューの「設定」→「Add/Remove Software」からfcitx-mozcを探して追加しても同じ。

キーボードの「半角/全角 漢字」キーで日本語入力をON/OFFできるようにするには、右上のキーボードマークを右クリックし、(メインメニューから設定 → Fcitx設定でも同じ)
「設定」 → 「入力メソッドの設定」から、「全体の設定」タブ、その中の「入力メソッドのオン オフ」で右側の「Zenkakuhankaku」をクリックしてから「半角/全角 漢字」キーを押すと、切替ができるようになる。(画面にあるように、日本語入力のON/OFFは、Ctrl+Spaceでもできる。)
矢印のところに半角/全角キーを押して割り当てた結果


ちなみにMozcではマークを右クリックして、「Mozc ツール」から単語登録や手書きパレットも使うことができる。

これでブラウザーでの検索やテキストエディターでの文章入力が日本語でできるようになった。
以上は「IT女子のラズベリーパイ入門奮闘記」第63回にある通り実施したもの。

キーボードを日本語にする
この後キーボードが英語になっている(@とか:のキー位置が変わる)ことに気づいたので、調べたところ、
メニュー「設定」から「Fcitx設定」に行って、入力メソッドを見ると、「キーボード‐英語」が上にあるので、

追加(左下の+)で「キーボード‐日本語(OADG 109A)」を選択、(Windowsマシンのキーボードはこれ)最上段に移動させると正常になる。

以上の対処方法は、以下のブログから見つけた。
http://infinite-monkey.blog.jp/archives/11183195.html


さて、ibus-mozcをインストールする方法では、コマンドでも、メニューの、「設定」→「Add/Remove Software」からでも同じだが、インストールした時点で半角/全角キーで日本語入力の切替ができるようになっている。また、右上のキーボードマーク/日本語入力マークが、「あ」/「A」となっていて、異なり、入力メソッドの設定画面の構成も少し異なっている。fcitx-mozcで発生したような、英語キーボードに変わる現象はない。

日本語入力の基本的なところは両方とも変わらないようだ。(同じmozcだから?)
(なおibusと fcitxの違いは検索しても勉強不足で理解できなかった。)


このほかの日本語入力
Mozcではなく、Anthy という日本語入力もあるようなので、詳しくは
https://usortblog.com/raspberrypi3-4/
の「ゆうそうブログ」を参照。

ラズベリーパイ奮闘中(2)日本語表示


Raspbianは、イメージファイルなら、SDカードを差し込んで電源を入れるとすぐ立ち上がる。NOOBSからだと、インストールが終ってRaspbianが使えるようになるが、どちらも英語表記のままなので、日本語表記に変更しなくてはならない。
また、ネットからのダウンロードが必要になる場合もあるので、有線LANがあればいいが、無い場合は早めにWiFiの設定をしてネットに接続しておく。


日本語表記の設定のしかたは、NOOBSからRaspbianを立ち上げる場合と、イメージファイルをSDカードに書き込む場合とで若干作業が異なる。
ここではイメージファイルが書き込まれている状態からのやりかたを説明する。
以下の作業は、日経Linux 2017年9月号特別付録 「ラズパイマガジン ビギナーズ」を参考にした。


言語、国、地域の設定
立ち上がったRaspbianはメニューも全て英語表記である。
メニューのPreferencesからRaspberry Pai Configurationを選択、LocalisationタブにてLocate、Timezoneを設定する。
LocateではLanguageをja(Japanese)にする。(CountryがJP(Japan)になる)
Timezoneは、AreaをAsiaにし、LocationをTokyoにする。
ついでにKeyboardの設定も行なう。CountryをJapanとし、Variantは、よく分からないのでJapaneseを選択した。
WiFiの設定がこの後必要なので、WiFi CountryもJAPANに設定する。
設定が終ったらOKをクリックするとREBOOTするかどうかを尋ねられるので、ここでREBOOTをする。
立ち上がったRaspbianは、メニューが日本語になっている。右上の時刻もちゃんと合っている。

文字化け解消・WiFi設定
しかし、右上にあるCPUの稼働率を示すメーターの%表示が文字化けしてしまった。これはあとでフォントをインストールすることで解決するが、そのためにも、ダウンロードできるようにWiFiを設定しよう。
右上にあるWiFiアイコンを左クリックすると使えるWiFiの一覧が出るので、選択して自宅にあるルーターなどのキーNoを入力すればすぐにつながる。この辺はスマホと同じで簡単。これでネットからのダウンロードが可能になり、ブラウザも日本語表示で見られるようになった。(日本語入力はまだできないが)

フォントのダウンロード
ここで右上のCPU稼働率メーターの数字を正常にするために、フォントをインストールする。
やりかたは2通りで、コマンドでインストールする方法と、メニューからインストールする方法がある。

1)メニューからインストール
メニュー → 設定 → Add/Remove Software
ここで必要なソフトを選択してダウンロードするようだが、フォントはあまりに多くあるので検索を利用、fonts-vlgothicを探す。
見つかったらチェックをつけてApplyをクリック、パスワードを聞かれるので初期のパスワードraspberryを入力する。

2)コマンドでインストール
左上のLX Terminalをクリック、ターミナルウインドウが開くので、ここで次のコマンドを入力する
sudo apt-get install fonts-vlgothic
コメントがパラパラ出て作業終了。

この2つのやりかたは結局同じことで、2)のコマンドでインストールしたあとに1)のようにfonts-vlgothicを探すと、箱が開いていて、インストールされていることが分かる。

ここでShutdownメニューからREBOOTする。立ち上がると右上のCPU稼働率表示が正常になっている。

なぜこのフォントをインストールすると表示が正常になるかは不明。「日本語表示」で検索すると、いろいろな人がブログを書いていて、フォントのインストールが必要ということらしく、その中にあったフォントがfonts-vlgothicで、試したらOKだったというだけ。

なおネットにもつながったことなので、以下のコマンドをターミナルから入力してRaspbianを最新の状態にしておいたほうがよさそうだ。

sudo apt-get update    (パッケージのリストをサーバーから入手する)
sudo apt-get upgrade   (システムにインストールされているパッケージをアップデートする)

この後は日本語入力ができるように設定する。



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