Raspberry Paiを買った理由の一つが、これでArduinoのスケッチを作りたいということだった。ラズパイが一通り使えるようになったので、早速Arduinoをインストールしてみる。
SOFTWARE → ARDUINO1.8.5の中にあるLinux ARM → JUST DOWNLOADをクリックしてダウンロードを行なう。
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Linux ARMをクリック |
2020.05.06追記 久しぶりにインストールしようとしたら、Linux ARMではなく、
Linux ARM 32 bits とLinux ARM 64 bitsの2つがある。Raspberry Pi 3BのCPUが64bitな
ので64bitを選びたくなるが、Raspbianが32bitだそうなのでLinux ARM 32 bitsを選択してダウンロードする。
ダウンロードホルダーを開いて、ダウンロードした圧縮ファイルを右クリックして「指定先にファイルを展開」を選択、適当なところ(わかりやすいディレクトリー)を指定して展開させる。
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展開先を指定 |
展開したら、その中にあるinstall.shをダブルクリックし、「端末で実行する」をクリック、これでデスクトップにアイコンができてArduinoが使えるようになる。
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install.shをダブルクリック |
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「端末で実行する」によりインストールされる |
Arduinoをつなぐ
ツールから接続したボードを確認することはもちろんだが、最初はツールからシリアルポートを選択して(WindowsのCOMではないので戸惑うが)チェックを入れることも必要。これをしておかないと、ボードに書き込みができずにエラーとなる。
その後は自動的にポートが選択されるようだ。
Raspberry Pai3 ModelBではACアダプタの容量が問題になり、速度低下や誤動作の原因になるようなことが書かれているので、Arduino UNO+シールドの電源をラズパイのUSBから供給することはちょっと心配だが、今の所問題なく動作中。いずれは電源付きのUSB分配器経由か、ArduinoにACアダプタをつけて動かそうかと思っている。
エディタのフォントを変えて見やすくする。
スケッチ作成では、標準フォント以外の、いろいろなフォントを試してみるのもおもしろいが、日本語の表示がうまくいくかどうかは要注意。
フォントによっては日本語の表示ができなかったり、日本語の表示とカーソルが一致しなかったり(倍角の日本語に対し、カーソルは半角で移動したこともある)するので、その場合はフォントを変更すれば直る。
フォントの変更は、ファイル → 環境設定 → 設定タブの下方にある、
「以下のファイルを直接編集すれば、より多くの設定を行うことができます。」の下のファイル(preferences.txt)を開き、
editor.font=Monospaced,plain,14
下線のフォント名を変えることで可能。使えるフォントはシステムに入っているものだけだが、システムメニューから、設定 → Add/Remove Software からフォントを見るとわかる。ほかのブログ等も参考にしながら、必要なら新しいフォントをインストールして使うこともできる。
インライン入力を有効にする
今回スケッチの作成で、日本語入力時インライン入力ができなくて困ったが、(外のウインドウに、入力したひらがなが表示され、確定で本文に反映される。)ネットで探していると、「インライン入力を有効にする」という記事があり、Arduino IDEではなかったが、Fcitxの設定だったのでやってみたところ、みごと解決した。
http://itlx.ldblog.jp/archives/52022575.html
(他の問題もそうだが、ネット上の情報には随分と助けられた。感謝。)
その手順は、
メニューの、設定 → Fcitx設定 → 入力メソッドの設定 → アドオンタブを開き、
左下の拡張にチェックを入れ、「Fcitx XIM Frontend Provides XIM Support」 を探して左クリックするとウィンドウが立ち上がるので、その中にある「XIMでOn the spot スタイルを使う」にチェックを入れる。
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チェックを入れてOKしたらシステムの再立ち上げ |
OKして再立ち上げをするとインライン入力ができるようになる。
外部エディタを使う
IDEの、ファイル → 環境設定では、外部エディタを使用することができるようで、スケッチをより効率的に作成したい場合にはいいかもしれない。Linuxでは、カスタマイズが自由なエディタがいろいろとあるようで、メモや一般的文書ではなく、プログラムを書くために特化した機能が魅力的ではあるが、今の所カスタマイズまで理解が追いつかず、今後の課題。
ただ、Arduino IDEもよくできているので、大きな不満はない。